
「みんなやってるから安心」が一番危ない
工務店さんのInstagramを見ていると、かなり高い確率で同じ光景に出会います。
フォロワー一覧を開くと、工務店、工務店、設計事務所、リフォーム会社、また工務店。
「業界アカウント博覧会か?」と思うほど、同業者で埋め尽くされている。
でも、ここで一度冷静になって考えてみてください。
そのフォロワー、売上に1円でも貢献していますか?
「勉強になるから」「情報交換になるから」「とりあえずフォロー返しで」
気持ちは分かります。業界も狭いし、横のつながりも大事です。
ただし、それを集客用アカウントでやっているなら、話は別です。
実はこの「同業フォロー」、
- 売上につながらない
- エンゲージメントを下げる
- Instagramからの評価を落とす
という、三重苦の落とし穴になっています。
1. なぜ工務店は同業者をフォローしてしまうのか
そもそも、なぜ同業フォローが増えるのか。理由はとても人間的です。
まず一つは不安回避。
「周りがやっているから、自分もやらないと置いていかれそう」
これは人間の本能レベルの反応です。経営判断というより、安心材料ですね。
二つ目は情報収集。
「他社はどんな投稿してるんだろう」
「最近はこんな見せ方が流行ってるのか」
この気持ち自体は悪くありません。
ただ問題なのは、
その行動が“集客アカウント”の中で起きていることです。
情報収集なら、見るだけで十分です。
フォローする必要はありません。
フォロー=「この人の投稿を優先的に見たい」「関係性が深い」というシグナルだからです。
2. 同業フォローが招く3つの致命的な問題
① 売上に一切つながらない
これはもう、身もフタもない話ですが事実です。
同業者は、あなたの家を建てません。
同業者が1000人フォロワーにいて、
見込み客が0人だった場合、売上はゼロです。
一方、同業者が0人でも、見込み客が100人いれば、
売上につながる可能性は100倍以上あります。
フォロワー数が多くても、中身が間違っていれば意味がありません。
② エンゲージメントが下がり、評価も下がる
Instagramは「この投稿、誰がどれくらい反応したか」を見ています。
同業者はどうしても
- 見てもスルー
- いいねしない
- 保存しない
という行動になりがちです。
結果、
「この投稿、反応悪いな」
→「あまり表示しなくていいアカウントだな」
とInstagram側に判断されます。
つまり、同業フォローが多いほど、アルゴリズム的に不利になるのです。
③ 投稿が“お客さん向け”じゃなくなる
これが一番怖い副作用です。
フォロワーが同業者ばかりだと、無意識にこうなります。
- 専門用語が増える
- 施工の自慢大会になる
- 業界ウケする投稿になる
でも、家づくりを考えているお客さんは、
そんな情報を求めていません。
結果、「誰にも刺さらない投稿」が量産されます。
3. フォロワー数神話はもう終わっている
「フォロワーは多いほうがいい」
これは5年以上前のInstagramの話です。
昔はフォロワー数が多い=拡散力がある、という時代でした。
でも今は違います。
今のInstagramは、フォロワー数より“関係性の濃さ”を見ています。
- 誰が
- どんな投稿に
- どんな反応をしたか
これがすべてです。
だから、
同業者1000フォロワーより
見込み客100フォロワーのほうが、圧倒的に価値がある。
数字は少なくてもいい。
「誰がフォローしているか」がすべてです。
4. 小さな工務店が見るべき、たった一つの指標
小さな工務店が目指すべきは、
「フォロワーを増やすこと」ではありません。
目指すのは、
理想のお客さんだけが集まる状態です。
実践会でもよくお伝えしますが、
年間3棟増やすために必要なのは、
「毎月1人の理想客」です。
フォロワー1万人はいりません。
必要なのは、
- 家づくりを本気で考えている人
- 価値観が合う人
- 価格だけで選ばない人
その人たちに、ちゃんと届く発信をすること。
そのためには、
同業フォローは邪魔でしかないのです。
まとめ:フォロワーを集める前に「捨てる勇気」を
同業フォローをやめることは、冷たい行為ではありません。
むしろ、集客に本気になる覚悟です。
Instagramは人気投票ではありません。
信頼を積み上げるメディアです。
今日からできるアクションはシンプルです。
- 同業者をこれ以上フォローしない
- 発信は「未来のお客さん」に向けて書く
- フォロワー数より中身を見る
それだけで、Instagramは
「自己満ツール」から「営業マン」に変わります。
フォロワーを増やす前に、
まずはフォロワーの質を整えましょう。
