
「広告を出したのに、全然反応がないんです」
「クリックはあるのに、問い合わせが来ません」
工務店さんから、こうした相談を受けることは本当に多いです。
しかも厄介なのが、
「何が悪かったのか分からないまま終わっている」ケースがほとんどだということ。
広告は、正しく設計すれば
ちゃんと反応も、問い合わせも出ます。
逆に言えば、失敗する広告には必ず共通点があります。
今回は、現場でよく見る
「これはうまくいかないな…」という広告に共通する
3つの特徴を整理します。
読んでいて耳が痛くなる部分もあるかもしれません。
でも、裏を返せば
ここを直すだけで広告の見え方はガラッと変わる
というポイントでもあります。
1. 特徴①お客様目線になっていない「ただのお知らせ広告」
失敗する広告の一番多いパターン。
それが、自分たちの言いたいことしか載っていない広告です。
- 新商品が出ました
- 完成見学会を開催します
- 性能にこだわっています
工務店としては、どれも大事。
でも、これをそのまま広告にすると、
ただの「お知らせ」になります。
お客さんの頭の中は、こうです。
「で、それって私に関係あるの?」
家づくりを考えている人は、
- 自分の悩み
- 今の不満
- こうなったらいいな、という願望
このフィルターで広告を見ています。
にもかかわらず、
広告が「会社が言いたいこと」から始まっている。
これでは、引っかかりません。
本来、広告でやるべきことは
悩みや願望を引き出してあげることです。
- 冬、リビングが寒い
- 家事がしんどい
- 将来のことを考えると不安
そうそう、それ私のこと。
と思ってもらえて、初めて続きを読んでもらえる。
家の説明は、その後でいい。
広告は、
「うちの家はすごいです」ではなく
「あなた、こんなことで困ってませんか?」
から始める必要があります。
2. 特徴②誰に向けた広告かが分からない
二つ目の特徴は、
ターゲットがぼやけている広告です。
「できるだけ多くの人に知ってもらいたい」
この気持ち、すごく分かります。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
多くの人に届けようとすればするほど、
広告のメッセージは薄くなります。
- 誰にでも当てはまりそう
- でも、誰の心にも刺さらない
これが一番もったいない。
広告は、
100人に薄く届けるより、10人に深く刺す方が圧倒的に成果が出ます。
- 30代で子育て中
- 共働き
- 今の家に不満がある
ここまで絞ると、
言葉も、デザインも、写真も変わってきます。
逆に、
「どなたでも大歓迎」
「理想の家づくり」
こうした言葉が並ぶ広告は、
ほぼ確実にスルーされます。
広告は、
知名度を上げるためのものではありません。
反応してもらうためのものです。
そのためには、
「これは自分のための広告だ」
と思ってもらう必要があります。
3. 特徴③広告だけで何とかしようとしてしまう
三つ目が、かなり多い失敗パターンです。
それは、
広告だけで成果を出そうとしてしまうこと。
- 広告を出した
- クリックはある
- でも、問い合わせが来ない
このとき、
「広告が悪かったのかな」と考えがちですが、
実際は違うケースがほとんどです。
広告は、あくまで入り口。
本当の勝負は、その先にあります。
- ランディングページ
- ホームページ
- 内容の分かりやすさ
- 考え方が伝わっているか
- 安心材料、判断材料が足りているか
ここが弱いと、どうなるか。
穴の空いたバケツに水を注ぐ状態になります。
どれだけ広告費をかけても、
どんどん漏れていくだけ。
「広告費が溶ける」という感覚、
これの正体です。
広告を出す前に考えるべきは、
- この先でちゃんと受け止められるか
- お客さんが安心して次に進めるか
広告単体で見るのではなく、
全体の流れで設計する。
これができていないと、広告はまず成功しません。
まとめ
失敗する広告に共通する特徴は、次の3つです。
- お客様目線になっていない
- 誰に向けた広告かが分からない
- 広告だけで何とかしようとしている
どれか一つでも当てはまっていたら、
広告がうまくいかない可能性は高いです。
逆に言えば、
この3つを出稿前にチェックするだけで、
失敗の確率は一気に下がります。
広告は、
魔法の道具ではありません。
でも、設計すれば武器になります。
次に広告を出す前に、
一度立ち止まって考えてみてください。
「これは、
お客さんの悩みから始まっているか?」
「誰のための広告か、はっきりしているか?」
「受け皿は整っているか?」
この確認ができる工務店さんは、
もう一段上の集客ができるようになります。
